Species


このストーリーには、ユニークな民族種(地球人・異星人)が、いろいろ登場します。

日本語訳を読まれる方へ。
本来ならば注釈として別記するような事項(原文の説明不足な部分)を、本文内に包括しております。 その為、文脈や言い回しが原文とは違う場合があります。また、ド素人が訳しておりますので、乱訳乱文となっておりますが、ご了承ください。

Humans

最初のカルパティ人は、元々、地球の南太平洋の小島ベレンガリアからの移住者であった。(詳細は、Planets を参照の事。) ベレンガリアでは、人生を楽しむ情熱や、隣人を思いやる気持ちが、大切にされるなど、民族・文化の両面で、ハワイと、似ている点が多かった。

民族構成は、主に、元アメリカ人、日系人、太平洋諸島系民族、東南アジア系民族であったが、少数ながら、ロシア系、欧州系、中国系も、含まれていた。その事は、カルパティ人社会に今でも反映されており、多民族で多種多様の文化となっている。

カルパティ政府は、国家樹立当初から長年にわたり、科学や芸術などの面で優れた才能や素質を持つ人間を、地球上各地から探し出しては特定し、彼らに家族同伴でのカルパティへの移住を勧めてきた。 二度と地球には戻らないと言う条件があったが、多くがこの申し出を受諾した。 この計画は、フィンランドからの数十名の教育関連専門家の新移住者と共に、50年前に終了した。 それ以後、カルパティでは、質の高い教育に対し、敬意が払われるようになっている。

キャラクターイラスト作成:
Ensoul
Catnappe143
Kurama-chan


Nekomi

ネコミ人は、アンドラストと言う名の惑星(カルパティ人にとっては、2番目に発見した居住可能環境の惑星)に暮らしているが、アンドラストは、彼らの本来の母星ではない。何世紀も前、戦争の影響を受け、ネコミ人は、アンドラストを定住の地とすべく、故郷を離れた。その時代の文書記録は紛失し、又、移住時の宇宙船は取り壊され、コンピューターも接収されたため、今日のネコミ人は、戦った相手の事や自分たちの元々の母星の位置を把握していない。

その後に勃発したネコミ人同士の紛争で、武器として使われた遺伝子作用系ウイルスが、敵側だけでなく、彼らの社会全体に広がってしまい、その結果、徐々にとネコミ人の自力繁殖が困難となってきた。ウイルス自体は根絶されたものの、ダメージは修復しなかったのだ。民族人口が減少しつづけ、援助協力の享受が必要不可欠な状況であったため、ネコミ人は、カルパティによるアンドラスト併合に同意した。 これにより、相互知識の共有と、文化消滅の抑止援助が、容易に進むようになった。

ウイルスダメージに対する部分的解決策が、ついに、見つかった。 それは、異種民族である地球人との交尾・交配により新種のハイ・ブリッド種「ネコヒューマン人」を生み出すことだった。

ネコミ人とカルパティ人は、カルパティ人がまだ、宇宙航行を始めたばかりの頃に遭遇し、その後、急速に互いの友好関係を強めていった。

キャラクターイラスト作成:
Jenova87


Nekohumans

ネコミ人は、異種民族との間にしか子孫を残せないが、地球人とのハイ・ブリッド種「ネコヒューマン人」は、大繁殖した。彼らの『発生』が始まったのは、まだ、30年以内のことなので、30歳以上の年齢の者はいない。

キャラクターイラスト作成:
Iniphineas
Miyuli
Catnappe143


Tokki

トッキ人は、惑星トッカストラに住むウサギに似た民族種である。悪評とどろくほどの精力あふれる生殖・繁殖機能を持っていて、とりわけ、女性は、一度に7〜8人の赤ん坊を出産するため、人口問題が常につきまとってきた。現在、繁殖は、きびしく規制されているものの、大半のトッキ人は、バイ・セクシャルなので、それほどやっかいな事ではないようだ。女性が人口を占める割合は、非常に小さく全体の20%以下となっているが、トッキ社会は家母長制であり、女王により支配され、また、ほとんどの管理職には女性が就いている。

トッキ人は、通常、一人のメイトとの関係を長く続ける事はなく、また、彼らにとって、交尾とは挨拶と同程度の事と、みなされている。普通、1年から2年で、別のメイトとの関係を始めるようだ。また、長期間メイトのいない独り身のトッキ人は、変人扱いを受ける。

何世紀も以前、トッキ人は、頻繁に銀河旅行を行っていたが、 ある時、民族自己啓発のため、鎖国時代に入った。だが、その時代は、あまりに長期にわたって続く事となったので、一部の他民族種の間では、トッキ人は伝説上のものとなっている。

トッカストラとニュー・カルパティは、25年前に初接触し、現在は、国交を正式に樹立している。

キャラクターイラスト作成:
Jenova87
Catnappe143


Elves

エルフ人は、非常に好奇心が強く、常に質問ぜめであったり、しょっちゅう、自分には全く無関係の事にまで首をつっこんだりするので「うざい奴」とか「おせっかい者」と、呼ばれることが、よくある。エフル人は、個々が、ある特定の分野において非常に優れた才能を持ってる場合が多い。が、得意分野以外の事には、「まあまあ」程度の技量しかないようである。

エルフ民族種は、カルパティ人にとっては、いまだ未知の存在である。衛星イセリには、数多く住んでいるようであるが。

キャラクターイラスト作成:
Iniphineas


Dragons

ドラゴン人は、複数の惑星に分散生息しているが、好んで地下に隠れ住んでいるようである。はるか昔は、聡明な彼らの英知や知識は、数多くの他民族から頼られていた、が、その一方で、彼らの毛皮が目当ての民族もいた。ある時、宇宙社会から身を引くことを自らが決め、それ以後、他民族との接触を断っていた。が、カルパティ人との偶然の遭遇の後、閑居から表に出始めるようになる。

ドラゴン人の寿命は、最長で2000年である。また、気に入ったものになら、どんなものにもその姿を変えられる。空想上の奇想天外なものの姿にでもさえ、なれるのだ。

彼らは、両性具有種であるので、単独で子を作る。また、姿を変える場合、その時の気分に合わせて、性別を選ぶようである。

ストーリー開始段階では、ドラゴン人はカルパティ人と、未接触である。

キャラクターイラスト作成:
AbelPhee
Ensoul


Komodo

コモド人は、長身で痩身の種で、角(つの)が頭部にある為、見分けやすい。一般的に、働き者で勤勉だと、言われている。砂漠衛星となったイセリの気候環境は、灼熱大好きのコモド人には最高のようである。

ストーリー開始時、コモド人とカルパティ人は、まだ互いに未知の存在である。

キャラクターイラスト作成:
Jenova87


Demons

デーモン人は、ドラゴン人と未知の人型民族種との、ハイ・ブリッド種である。ドラゴン人のように両性具有ではないが、その中性的な容姿から、デーモン人の性別を見分けるのは難しい。なお、彼らは、通常、バイ・セクシュアルである。また、2本あるべき角が、生まれつき1本しかない「一角」デーモン人は、「下級デーモン」と見下されていて、その為、社会から離脱する者が多く、中には追放される者もいる。

デーモン人は、今は平和的だが、以前は戦闘民族だと考えられていた。彼らは、外見よりも強靭である。 小柄の体つきにもかかわらず、彼らの肉体の筋肉組織密度と骨密度は、他のどんな民族種のよりも、はるかに高い。数世紀前の好戦的だった彼らの過去は、大部分、忘れさられていて、今日では、スポーツ競技での活躍により、賞賛を得ている。

数世紀前までは、どこかで戦争が始まると、いつでも、デーモン人は戦力提供の協力を、戦争当事国民族から要請されてきていたが、それに嫌気がさした彼らは、新たな故郷とする惑星に移り住み、以来、鎖国主義をとっている。鎖国社会からデーモン人が宇宙船で離脱する場合は、二度と戻る事は許されていない。また、彼らの新たなる母星の位置を絶対に明らかにしない事を、誓約しなければならない。この惑星の位置は、まだ、他民族には知られていないので、これまでの所、その誓約を破った者はいないようである。

カルパティ人は、まだ、彼らの存在を知らない。数多くのデーモン人が、衛星イセリに住んでいる。

キャラクターイラスト作成:
Pokeguin


Bats

バット人の民族起原に関しての詳細は分かっていない。 母星がどこかも未知である。痩身、軽量、敏捷、そして、おおきな翼を持つ。単独行動をとり、いたずら好きな民族種のようである。めったに他人と親しくなる事は、しないようだが、一旦、友好関係ができると、その友のためには、親身に尽くす。また、バット人は、たいてい、傍観者の立場でいるようである。現状維持をずっと継続しているような物事を、あざ笑ってバカにしたり、その反面、珍しい物事には、強い好奇心を示したり、と言った行動も、彼らには、よく見られる。

一部少数のバット人は、他民族の者と親しくなるようだが、もしかしたら、それは、ただ単に、好奇心が非常に強いという彼らの民族的気質のせいなだけ、なのかもしれない。

バット人も、また、カルパティ人とは未接触である。若干名が、衛星イセリに存在する。

キャラクターイラスト作成:
Cubonefan3 (線画)
Eachra (色塗り)


Other Hybrids

いろいろな民族種がいるため、当然、交配種も生まれるが、異種間交配が生物学的に不可能な場合もある。 ネコミ人とトッキ人は、食物消化機能があまりにも違うため、子供を作る事ができない。が、トッキ人とネコヒューマン人は、できる場合もあるかもしれない。ただし、ネコヒューマン人の「ヒューマン」部分の遺伝要素が強く、野菜好きである場合に限られるが。

キャラクターイラスト作成:
Kurama-chan
Atomic-Clover
Iniphineas

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